ボクシンググローブ
1990年代初頭まで、WBA・WBCともにミニマム級からスーパーフライ級までは6オンスグローブ(170グラム)を使用するのが通例であり、日本国内の公式試合もこれに従っていたが、WBCが安全性を高めたいとの目的で1992年春以降で6オンスを廃止、WBA、JBCが1995年12月31日これに続いて使用を止め、6オンスグローブは世界的に使用されなくなり、多くのメーカーで製造が中止された。練習のスパーリングでは14オンス、16オンスなどのグローブが使用されるが、その一方で公式試合では軽いグローブへ回帰しようとする風潮もある。
2006年9月、東京で開催されたWBA第85回年次総会の医事会議では、日本プロボクシング協会(JPBA)の健康管理委員長・渡辺均(ワタナベボクシングジム会長)がグローブの重量変更を提案した。ミニマム級からスーパーバンタム級までを6オンス、フェザー級からウェルター級までを8オンス、スーパーウェルター級以上を10オンスとする内容だったが、医学的データが添えられなかったこともあり、実現には至っていない。
ほぼ同時期にPABAでは、2006年12月1日から1年間の期限付きで、ミニマム級、フライ級、スーパーフライ級の3階級のタイトルマッチにおいて試験的に6オンスグローブを導入し、その結果によってはWBAでも6オンスの使用を検討しようという動きがあった。PABAのアラン・キム事務局長は、小さいグローブで顔面を打撃する衝撃によりKOが多発する格闘技で事故が報告されていないことに触れ、大きいグローブによるダメージでは即座にKOに結びつかず、加撃され続けることでダメージが蓄積するためにかえって危険であり、早いKOの方が安全だとする考えで試験導入に踏み切ったとPABA内部の声を伝えた。しかし安全性と興行的演出の両面から見解が分かれる事案であり、現状では6オンスグローブは復活していない。
男子プロボクサーの公式試合では前節にある通り、JBCの規定によりミニマム級からからスーパーライト級までは8オンス、ウェルター級以上の階級では10オンスのグローブを使用するため、体とグローブサイズのバランス面で、ミニマム級とウェルター級の選手の負担が比較的大きい。同様に女子プロボクサーではアトム級、スーパーフェザー級の選手、アマチュアシニアではライトフライ級の選手、アマチュアジュニアではピン級、ウェルター級の選手の負担が大きい。
各グローブメーカーでは、ナックル部分の改良にとどまらず、素材や内部構造、縫製などによってカットや骨折を防止するための開発が行われている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
素手よりグローブで殴った方が脳に与える影響が大きいようです。